2年前、つぶれそうな私の会社とワタクシに、 「空撮1時間バラエティをしないか?」というオファーが。 もちろん、断る理由もなく、 そんなところからはじめてからの2年でした。 空撮カメラマンとして、この2年間は、 時間数的に普通の空撮カメラマンがする20年分くらいの撮影経験時間でした。 もちろん、私だけが撮っているわけではありませんが、 ざっくり1000時間くらい飛んでいたのではないでしょうか? 番組回担当ディレクターは複数いるのですが、 空撮はうちの機体とテレビ東京さん所有の機体のみ。 テレビ東京さんの機体がダウンしている時のワタクシたちに対するプレッシャーは相当なものでした。 そして、空撮で撮影できるカメラマンが少ないのも現実でした。 とにかく、晴れている日はほとんど飛び続けている毎日でした。 2年連続、大晦日も正月元日も飛んでいます。 ワタクシのいつも見る番組は、 NHKの天気予報。 11時53分と18時53分はテレビの前で正座して見ていたものです。 この2年間は撮影スケジュールとの戦いでした。 怪我しそうな趣味も控え、体調を崩さないように気をつける。 もちろん、海外に遊びにもいけないそんな日々でした。 天候のお陰で撮影が遅れて、 また、桜などの季節物の撮影は撮影前日や当日に撮ったこともありました。 函館で1週間3時起きでイカ市場を狙って、 結局霧で撮れなかったこともありました。 沖縄まで飛んでいって、ほぼ、現地人になっていたディレクターを載せて飛んだことも。 アルプスの上や木曽駒なんてうちの機体では到底上がれません、 他社の機体にもワタクシが乗って撮影したことも何度かありました。 とにかく、日本中を飛んだな。って印象です。 「空から」以前の空撮番組は、 ただ、それから撮ったキレイな映像をタラタラ流して、 ナレーションを入れている。とか、 あくまでも単なるバラエティで、空撮は添え物。のどちらかでした。 この常識を覆し、くもじい、くもみというユルイキャラクターと一緒に、 夢中になれる番組を作ったさじ加減は、 やはり番組の一番偉い人のセンスによるものだと思います。 そうでなかったら2年間、こんなに愛してくれる人を沢山生み出せなかったと思います。 どこへ行っても、いい大人がこの番組のことを語る時に、 目をキラキラさせて語ってくれて、「大ファンです」って方が多いです。 「見てます」じゃなくて、「ファンです」って方です。 そんな番組に2年間携わることができて本当に光栄でした。 そして、ここで発言したり語ることのない、 ワタクシ以上に死力を尽くして番組を作っていったスタッフ、 関連会社の方々に大きな拍手をお願いします。 2年間、この番組を愛していただいてありがとうございました。